文芸等部門 一般
水石(すいせき)は室内で石を鑑賞する日本の文化、趣味である。自然石を台座、または水盤に砂をしいて観賞する。中国の南宋時代から始まった愛石趣味が日本に伝来したとされ、後醍醐天皇の愛石「夢の浮橋」が徳川美術館に所蔵されている。1961年(昭和36年)日本水石協会が設立され、第1回展覧会を三越で開催した。
設立からのあゆみ
足利渡良瀬川探石会は、昭和40年9月24日に足利愛石会の名で設立しました。当初は国際銘石倶楽部栃木県支部の理事でありました市内田中町の椎名初太郎氏を会長に会員数は98名でした。役員は顧問・津久井広吉、山田枯草、副会長・茂木秀右、会計・森山誠一、理事・木村正吉他8名、監事・沖山浅二氏の組織で、後援は国際銘石倶楽部栃木県支部と栃木新聞社でした。
昭和47年5月に足利愛石会から探石会に会名を改め、初代会長に森山誠一氏が就任。この年10月に米国カリフォルニアから水石研究団が来足し、会員の案内で小俣町地内の渡良瀬川河原で桜石の探石を行いました。一行は国際愛石会のメンバーで、男性5人、女性10人の仲間達でした。この日は生憎の小雨模様でしたが、熱心に探し回り採石のたびにワンダフルを連発し楽しく過ごされました。
昭和55年7月、足利商工会議所主催の栃の葉国体開催100日前記念足利観光土産コンクールに特別賞として桜石製のボーネクタイが入選、他に金銀銅賞もあり。又同年9月に探石会主催の石の祭典を渡良瀬川河原で行い、桐生、前橋、渋川、その他地方の代表も参集し、盛大に行われました。
昭和59年、会設立20周年を迎え初めての石展を開催しました。ふるさとの川渡良瀬川石秘蔵品公開(展)。たかが石ころと言うなかれ、何百年、何千年も雨風に打たれ清き水で洗われて、さまざまな姿形に変化、渡良瀬川は自然の造りだす石の宝庫です。同年7月、フジテレビが、桜石を取材し全国に放映愛好者に広まる。その後、毎年のように探石や石展を開催し現在に至っています。
近年の活動
2004年 足利文化協会設立30周年記念功労者として森山誠一氏 表彰
2005年 新潟県六日町水無川へ日帰りで探石、八海山石を自採
2006年 群馬県黒保根村小黒川へ初探石
2007年 福島県会津田島方面へ只見川の名石を探す
2008年 市民文化祭での山水景石部門で、当会として開催60回目を迎える
2010年 北海道地内へ千軒石を探す
足利文化協会設立35周年記念功労者として長谷川弘氏 表彰
2011年 埼玉県寄居町にて干支展に参加交流
2012年 渡良瀬川桐生地内にて桜石、利根川玉村地内にて梅花石など探す
2013年 岩舟町みかも山森林公園展示場にて写真展と合同で名石展を開催
2014年 秩父石酔会、神奈川県相模遊石会など交流
2015年 春の緑化フェア渡良瀬グリーンプラザへ出展
2016年 第3回日本の水石展のため東京都美術館へ見学
2017年 日経水石会水石展浅草公会堂交流会
2018年 NHKテレビの取材を受け、市内鹿島橋下流で探石する様子を撮影のち放映
令和6年度活動計画 (※令和6年4月現在 詳しくはお問い合わせください。)
①足利市民文化祭 出席
②白山名石展 開催
基本情報
団体名 | 足利渡良瀬川探石会 |
代表者 | 森山 学 |
電話番号 | 0284-42-9615(鈴木方) |
会員数 | 9名 |
設立年月日 | 昭和40年9月 |
備考 |