舞台部門 邦楽(謡曲)
観世流は能楽における能の流派の一つ。流儀の名は流祖観阿弥の幼名である「観世(丸)」に基づく。大流であるためにいくつもの名家があり、観世宗家、梅若万三郎家(梅若研能会の主宰)、橋岡家などがある。足利将軍時代に「清経」「西行桜」「井筒」「融」「墨田川」などの能を新作。「風姿花伝」といった能楽論を執筆して広く能楽の大成につとめた。現行曲は210番。
沿革
1983年10月
「足利市観世流連盟」として発足。裕世会(中村 裕師)、津賀沼津謡会、根岸晃謡会、栗田松声会、三田幸謡会の五団体から成る連盟として足利文化協会に加盟。会長に武笠 順、名誉会長に町田幸久足利市長、最高顧問に観世流能楽師中村 裕師。足利市の文化の発展に寄与し、観世流謡曲仕舞の発展に努め、会員の研鑽を図ることを趣旨とした。
2003年4月
諸般の事情により連盟を解消。「足利市観世流愛好会」に名称変更。
設立からのあゆみ
1983年の発足以来、毎年春に観世流の「謡と仕舞の会」を主催。会員の研鑽を図っている。市民文化祭「謡曲仕舞大会」には宝生流と合同で参加し、成果の発表と市民への謡曲仕舞の紹介、普及に努めている。
1985年から開催されている「足利薪能」においては、中村 裕師が能を演じ、他数名が舞台出演している。会として長年、多方面にわたり全面的に協力を続けている。
歴代会長 武笠 順、阿部 次男、中静 隆(現在)。
近年の活動
平成17年 市民文化祭謡曲仕舞大会にて楊貴妃(鼓)、三輪、白楽天(仕舞)(市民会館小ホール)
平成18年 足利薪能で能「鞍馬天狗」にて、子方(稚児)を市内小学生に公募、6名が稽古のち出演
平成19年 市民文化祭開幕式にて仕舞「羽衣」と「菊慈童」を披露
平成20年 こども能楽教室を開催、稽古のち仕舞を披露
平成21年 第65回裕世会大会にて蝉丸、融(番外仕舞)、花月、竹生島(仕舞)(国立能楽堂)
平成22年 市民文化祭謡曲仕舞大会にて蝉丸(仕舞)、巻絹、班女、自然居士(素謡)(市民会館)
平成23年 第70回裕世会大会にて羽衣(仕舞)、胡蝶(舞囃子)、吉野天人(番外能)(国立能楽堂)
平成24年 能の講演会「足利能をより楽しくご理解いただくために」講師 中村裕氏(市民会館)
平成25年 新年謡初会にて玄象、采女(素謡)、大江山(仕舞)(八雲神社社務所)
平成26年 能の体験講座を実施(8回)、受講者が市民文化祭にて披露
平成27年 第77回裕世会大会にて高砂、鸚鵡(素謡)、富士太鼓(仕舞)(梅若万三郎家能舞台)
平成28年 能の講演会~修羅能とは~ 講師 中村裕氏(市民会館)
平成29年 第82回裕世会大会にて草子洗小町、半蔀(素謡)、融(番外仕舞)(セルリアンタワー能楽堂;渋谷区)
令和6年度活動計画 (※令和6年3月現在 詳しくはお問い合わせください。)
4月 東京大会
7月 観世流愛好会
9月 市民文化祭
11月 東京大会(秋)
令和7年
1月 新年謡初会
基本情報
団体名 | 足利市観世流愛好会 |
代表者 | 三瓶 惠子 |
電話番号 | 0284-41-0066 |
会員数 | 4名 |
設立年月日 | 昭和58年10月 |
備考 |